2021年上半期ブレイク芸人ランキング | ORICON NEWS

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2021年 上半期ブレイク芸人ランキング

 コロナ禍でエンタメ需要の高まりから、お笑い番組やネタ番組が増加傾向にある。飛沫や密などのリスクをはらみつつも、各局は感染対策を強化しがら、芸人たちは視聴者に笑いを届けてくれている。ORICON NEWSでは恒例の『2021年 上半期ブレイク芸人ランキング』を発表。1位はバラエティ番組へひっぱりだこなお笑いカルテット【ぼる塾】が選ばれた。3人以上の多人数グループが同ランキングで首位となるのは初となる。

結成から2年足らず 芸人+マルチな活躍が際立ち首位に

 ぼる塾は、もともとは「猫塾」と「しんぼる」という別々のコンビが2019年12月に合流したことで、4人組に。ゆるいネタとそれぞれの独特な個性が各番組でフィーチャーされて人気に。『ぼる塾の煩悩ごはん』(テレビ朝日系)、『ぼる部屋』(九州朝日放送)と2本の冠番組を持ち、『ラヴィット!』(TBS系)月曜レギュラーと順調に活躍の場を広げている。

 グループとしての人気はもちろんのこと、各人のキャラ立ちも飛躍の大きな要因に。田辺は、スイーツに詳しく、情報番組等でディープな知識を見せ、商品プロデュースも決定している。彼女がネタ中に披露する「まぁねぇ〜」は昨年の『新語・流行語大賞』にもノミネート。するどいツッコミに定評があるあんりは、オードリー若林正恭から「(あんりに)ツッコまれたい」と言わせるほど。『煩悩ごはん』で見せる料理の腕前も評判を呼んでいる。はるかは、天然&おバカキャラのクイズ番組に出演。レイザーラモンRGのインスタグラムで見せた“平手友梨奈モノマネ”も話題となった。

 また、育休中の酒寄はメディア露出はないものの、ネタ作成をあんりと共に行っており、YouTubeへの出演やナレーション、Twitterなどに写真で登場するなど、グループの中では重要な存在で本格復帰が期待されている。

 そんなぼる塾は、2020年後半から認知度を上げていき『2020年ブレイク芸人ランキング』では初登場ながら8位にランクイン。ニホンモニター発表の『2021上半期テレビ番組出演本数ランキング』内『2021上半期ブレイクタレント』でも昨年と比較して番組出演本数を103本増やし、6位にランクインした。

 アンケートでは、世代別で30〜50代から特に人気で1位を獲得。なかでも「よく見るし、バラエティに出ても芸人さんだからと言って自分達の嫌なことはやらないというスタンスがすごく素敵だと思う。そういう面でも支持してる人は多いと思う」(神奈川県/30代/女性)、「出演してると必ず観ちゃう!嫌味がないし面白いし、でも調子にのらないのがいい」(東京都/50代/女性)と、女性からの支持層が集まっている。男性からも「個性的すぎてお笑いというよりマルチタレントとして活躍しており今後も活躍が期待できる」(愛媛県/50代・男性)との声があった。

『R-1』『M-1』2冠王者がランクイン テレビ露出増で好感度もアップ

 2位は、2020年に『R-1』で野田クリスタルが、『M-1』でコンビとして優勝したマヂカルラブリーに。『M-1』で披露したネタは「漫才か否か」が話題になるなど、お笑い界に新風を吹かせた。

 彼らには「なんといっても『M-1グランプリ』優勝からの目まぐるしいご活躍でテレビにも引っ張りだこのイメージがあります」(大分県/20代・女性)、「テレビですごいよく見るし、野田さんのゲームがとても面白そうだったから」(埼玉県/10代・女性)と世代別では10代と20代で1位を獲得。そんな若年層からの支持理由のひとつは、野田が作る『野田ゲー』にあるのでは。話題を呼び、今年4月には任天堂より『スーパー野田ゲーPARTY』として商品化されたほどだ。

 ほかにも野田は、190万回再生された動画もありYouTubeでも活躍。ハムスター好き、筋肉芸人など、お笑い以外の分野でも話題が尽きない。一方、相方も村上も「村上ガールズ」と呼ばれる10人の女性とのエピソードで、バラエティ番組の笑いをさらっている。

 昨年からのブレイクを受けて、4月からは『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)でレギュラーを担当。テレビでは6月まで冠番組『マヂカルクリエイターズ』(テレビ東京)があったが、現在はレギュラー番組はなく、次なる冠番組が期待されている。

安定した人気 バラエティ、CM、ドラマへの活動の幅が支持に直結

 第7世代の一員3時のヒロインは、昨年の年間ランキングの順位をキープして3位に。それぞれの際立つ個性が人気で、お笑い番組だけではなく、子供向けバラエティ『おはスタ』(テレビ東京系)や情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)の水曜スペシャルキャスターなど、朝番組の出演を増やしていることも、認知度を拡大させている。

 また、お笑い以外に女優業でも活躍。最初は元アイドルの福田麻貴の出演が続いていたが、今年はドラマ『監察医 朝顔』、『イチケイのカラス』(いずれもフジテレビ系)にかなで、ゆめっちが出演し、女優としての活動の場も増やした。

 「ゴールデンタイムの番組に毎日出ている印象。目に入るビジュアルが良い」(愛知県/20代・女性)、「バラエティでは安定感がありますね」(東京都/50代・男性)と安定感のある笑いで、世代別で見ても20代〜50代までのTOP5にランクインした。

『M-1』決勝進出芸人が多数 再ブレイク芸人も

 TOP3以下を見てみると、2020年の『M-1』の結果が大きく反映された結果となった。
 6位にランクインしたおいでやすこがは、4位においでやす小田もピンで登場。『M-1』でピン芸人同士のコンビとしては史上初となる準優勝を果たした彼ら。小田の「大声ツッコミ」、こがけんの「歌ネタ」でブレイク中だ。

 遅咲きの2人だけに、6月18日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)では、ブレイクまでの軌跡を再現ドラマで特集されるなど、多くの番組に出演が続いている。【おいでやすこが】として「キングオブコント」への出場も表明しており、芸人たちからもお笑いスキルの高さはお墨付き。ユーザーからも「小田のツッコミは唯一無二ながら、よくよく聴くとこがけんの歌もなかなか面白い」(神奈川県/30代・男性)と実力を評価する声が寄せられた。

 昨年の年間ランキングには一歩届かず、年明けの『ネクストブレイクランキング』(De-View調べ)で1位に輝いていた見取り図は、上半期は5位に。

 王道のしゃべくり漫才で『M-1』では3位に食い込み、実力はすでに実証済みの彼ら。関西の番組出演がまだ多いが、東京進出で活躍も増え始め、『ラヴィット!』(TBS系)では水曜レギュラーに抜擢されている。コメントでも「関西ローカルではよく見ていたが、昨年のM-1グランプリ以降、全国区の番組にたくさん出ているのをよく見るから」(愛知県/20代/女性)と認知度も上がっている様子。さらなる露出が期待される

 10位にランクインしたのはもう中学生。先日も『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)に「再ブレイクしている」と紹介され出演。再ブレイクのきっかけは有吉弘行だという。昨年、ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)にゲスト出演したことで、『有吉の壁』(日本テレビ系)や『オトラクション』(ナレーション/TBS系)などの出演に飛躍し、再び活躍の場を増やしている。

 段ボール芸や大喜利などの芸風は変わらず、「最近またよくテレビで頻繁に見るようになったし、ゆるいけれどおもしろくて実力もあるから」(静岡県/20代/女性)、「セカンドブレイクの流れを感じた! 大喜利最高に面白い!!」(埼玉県/20代/女性)というように、再評価の声が高い。

 1位の【ぼる塾】は結成3年弱のグループであるが、ランクインした芸人の多くは、これまで実力はあっても、なかなかテレビでそれを発揮できなかった苦労人がランクインしている印象。やはり芸人にとってショーレースを勝ち取ることは、視聴者に向けて大きな意味があることがわかる結果となった。


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